とある合気道の修行者ブログ

ようこそ!合気道のあれこれについて気ままにつぶやくブログになっています.ゆっくり見ていってください

受け身はしっかり練習しよう!

こんにちは!本日2つ目の記事です!

今回は受け身の練習って意味があるの...?という方のための記事にいたしましょう!

受け身というのは合気道だけではなく,他の多くの武道で取り入れられています.有名なところでいくと柔道でしょうか.オリンピックの中継などで派手に受け身をする様には迫力を感じますよね!

 

じゃあそもそも受け身ってどうしてしないといけないのでしょうか?

私は,2つの意味があると思っています.

1. 回転によって自分の頭部を護る

2. 相手と素早く距離を空ける

 

まず1つ目ですが,これはイメージしやすいかと思います.腕や足に少しばかりのかすり傷を負うくらいであればすぐ体勢を立て直せますが,頭部をやられるとダメージが大きいです.頭から叩き落とされたら,最悪脳震盪(のうしんとう)を起こしてしまうかもしれません.

次に2つ目ですが,受け身は素早く相手との距離を空けて,状況をリセットさせるためにも有効であると考えています.不利な体勢になったところでコロリと回転し,距離をとる.まさに起死回生の1手になるかもしれません.

 

合気道ではまず受け身をしっかり練習するところから始まります.とにかく先輩に転がされ,転がされ,転がされる.私は少しの間大学の合気道部に所属していましたが,それはもうたくさん受け身の練習をしました.当時は「どうしてこんなに受け身の練習をしなきゃならないんだ!技の練習したい!」と思っていましたが,今ならわかります.あの練習から合気道はスタートしていました.

実戦ではどのような場面で受け身を取らなければならないかわかりません.少なくとも相手がゆっくりと襲いかかる,あるいは反撃してくるといったことは考えにくいでしょう.どんな場面でも危機を回避できるように,普段からとにかく受け身の練習をすること,基礎の基礎を怠ると武道はスタートできないのだと実感しました.

 

合気道には主に3種類の受け身があります.「前受け身」「後受け身」「飛び受け身」です.

前受け身は,マット体操の前回りのようにくるりと前に受け身をとることです.ただ,前回りはガッツリ頭を打ち付けるので,手・肩を使って頭を護るような形で受け身をします.前受け身は主に投げ技と言われる,身体を自分より前に投げられるときに使います.

後受け身は,これもおなじくマット体操の後回りのようにくるりと前に受け身をとることです.これも背中・肩・手をを使って頭を護るような形で受け身をします.後受け身は身体を自分より後ろに投げられるときに使います.

 

そして飛び受け身です.これは特徴のある受け身で,身体を宙に浮かせるような形で受け身をします.Youtube等で宙でひらりと受け身を取られている方の動画があると思いますが,あれが飛び受け身ですね.「どうしてあんな受け方をしないといけないの?」と疑問に感じられた方もいると思います.答えは,前受け身,後受け身でも回避できない技があるからです.身体を大きくひねるような大技をされると,後受け身では間に合わない場合があります.無理やり受け身を取ろうとすると腕を思いっきり捻られ,下手すると捻挫や骨折をしてしまうかもしれません.そんな時には相手の思いっきり捻る力を逆に利用する訳ですね!ひょいと宙に浮いて相手の力を吸収してしまいます.

 

受け身の練習はどこでもできます.私はよく布団を使って受け身の練習をしていました.最初は地面にぶつかる!という恐怖から特に前受け身が苦手...となります.でもこれは慣れることで恐怖は解消されます.脳は「怖い」という感情をなくすことができませんが,「あれ?頭打たねえな?」となればあとは反復あるのみです!しっかり練習してくださいね!

 

さていかがだったでしょうか?受け身の重要性について少しでも伝わったのであれば幸いです!

コメントができるようにしてありますので,もし何かお聞きしたいことがあればいつでも記入してください!

 

ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.