子供たちに合気道を教える中で感じたこと -健やかな精神と未来のために-
こんにちは!
今回は子供たちに合気道を教える中で感じたことについてお話したいと思います!
私はトレーニングの日に指導員として合気道を教えているのですが,最近は親子連れの方が道場に入会してくださり賑わってきています.
子供たちに合気道を教えるというのは大人の方たちとはまた違う楽しさがあります.
楽しく合気道を学んでもらうために私も様々な工夫をしています!
技を教える中で大事にしていることが3つあります.
1.難しい言葉をなるべく使わない
2.技の名前をしっかり覚えてもらう
3.受け身の練習は妥協しない
とにかく動きで技を覚えてもらい,技の名前をしっかりと覚えてもらう.技を教える中で「これが小手返しだよ.手のここが小手っていうところがあってここを返すから小手返しっていうんだよ.そうそう!今のが小手返しね!」という感じでとにかく技の名前を連呼します.
そして受け身の練習はしっかりします.子供達の受け身の練習をみていると,頭を打つような感じでぐるっと回っている子が多いです.これは大人に比べると受け身の恐怖が少ないからではないかと考えています.しかし受け身をする理由は「頭を護るため」です.肩から抜けるように身体を回転させるということをしっかりと指導しています.
とにかく子供達は可愛いですし,合気道楽しんでもらえたらなーって思いますね!!
でもやっぱりしっかりと指導しなきゃ!という気持ちにもさせてくれます.
私たちの道場では2つの軸をもとに指導をしています.
1.護身術を通して強い精神力を養う
2.未来を担う子供達のために
この2つについて説明していきます!
・護身術を通して強い精神力を養う
合気道というのは護身術の側面を持っています.力を使わずに相手を倒すなど,老若男女問わず取り組むことができます.
また受け身の練習は,合気道だけでなくあらゆるスポーツに有用です.危険から身を守るという点で合気道の受け身は子供のうちから練習することはかなり効果的なのではないかと思います.
私は趣味でスキーに行ったりするのですが,回転がうまくできずに転けてしまうことがあります.その際に受け身をとっさにして怪我せずクルッと回って立ち上がることができました.
他にも,白バイを運転する警察官の受け身は凄まじいです.あんなに重たい白バイから身を投げ出されてもコロコロコローっと受け身をとっていますからね!!
受け身はとっても大事!!!
そうして合気道の技を練習していくと,精神力もついてきます.「自分が強くなっていく!!」という感覚がついてくると自然と自身も出てきますし,技の鍛錬をしていく中で集中力もついてきます.
私は合気道の技と真剣に向き合っていく中で,自然と集中力が強くなっていきました.
・未来を担う子供達のために
子供たちは成長してやがては社会に出ていきます.それまでの間に健やかな肉体と精神を育んでいくことが何よりも大事です.私の道場では以下の3つを重んじています.
1.心身の健やかな成長
健全な肉体には健全な精神が宿る.稽古で一汗かいて精神力も高める.理想的な環境ではないかと思います.
合気道は窮境の肉体美を追い求めるわけではないので,どんな方でも取り組めるというのが最大の強みです.
合気道を通して健やかに成長することができます.
2.他の人への思いやり
合気道は植芝先生が「愛の気」と表現されたように相手を敬って稽古をする姿勢が大事です.稽古を通して相手に対して「お願いします」「ありがとうございます」という気持ちをしっかりと持ち,尊敬していけるような気持ちを持ってもらうことが大切ではないかと思います.
3.礼儀・挨拶
神様に礼.先生に礼.相手に礼.とにかく合気道では「お願いします」「ありがとうございました」とたくさん言います.
合気道だけでなく社会に出ると礼儀ができるというのは常識となります.稽古中に元気よく挨拶や礼をすることで,自然にできるようになることができます.
元気よく挨拶をしましょう!!
子供たちが健やかに育っていくというのは未来のためにとても大事なことです!大人たちがしっかりと成長をサポートする環境をつくりみんなで楽しく成長していく.
私は合気道を通してそんな環境をつくっていけるように努めています!
さていかがだったでしょうか.
可愛い子供達が成長していくのが大人たちの楽しみであり,未来のためにとても大事なことですよね!
合気道を通して健やかに育ってもらえるように,自身もしっかりと鍛錬していきたいと思います!
ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.