とある合気道の修行者ブログ

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合気道の持ち手をまとめてみた -文字で見る合気道の技-

こんにちは!

 

ここらで一度合気道の持ち手をまとめてみたいと思います!

 

合気道は持ち手と技自体によって多くの技ができるようになっています.この2種類の組み合わせで多彩な技ができ,多くの応用しなければならない場面でも組み合わせで対処することができます!

 

今回は持ち手をまとめたいと思います.

持ち手とはざっくりいうと襲われ方のような感じです笑

基本的には素手ですが,短刀や木刀などの武器が使われる場合もあります.

今回は素手で襲われた場合のみまとめます!

 

早速一覧にしてみましょう!

片手持ち

片手で手首付近を掴まれた場合です.もう片方の手で掴まれた手を払って技に入ります.最も基本的な形です.

 

両手持ち

それぞれの手を掴まれた場合です.基本的には片手で掴まれた場合と同じようにもう片方の手で掴まれた手を払って技に入りますが,『天地投げ』という両手持ちで使われる技もあったりします.両手を払わないといけないという点で片手持ちよりも難しいです.

 

諸手(もろて)持ち

片手を両手で掴まれた場合です.片手に比べると相手にがっちり掴まれてしまうことになるので,もう片方の手で払うというのは難しくなります.諸手持ちでは身体を大きく回転(展開)させることによって相手のバランスを崩し,その瞬間に技をします.この身体を動かすというのがレベルが高く,その点では片手持ちよりと比較すると結構難しいです.

 

後ろ両手持ち

後ろから両手を掴まれた場合です.これも相手のバランスを崩すのですが,どちらかの足を後ろ側に引き,するっと相手の脇(わき)の横をすり抜けます.すると相手のバランスが完全に崩れるので,その状態で技をします.これは反撃が一瞬遅れると両手が背中で固定されてしまうかもしれないので,すばやく行動する必要がある上に,脇の横をすり抜けるためにはある程度の練習が必要になるため,掴み系の中では一番難しいのではないかと思います.

 

正面打ち

相手は顔の眉間(みけん)付近に向かって手刀で切り込んできます.そのままぶち当たってしまうと,相手が強かった場合頭に大ダメージを負ってしまいます.2つの対処法があり,1つは手でしっかり相手の正面打ちを防ぐことです.ただしこちらも勢いよくぶつけると下手したら手の骨が折れてしまうかも知れないので,あくまで相手の力を受け止めることが目的です.もうひとつは相手が振り下ろした瞬間に,斜め前にさっと一歩歩んで,相手の切り込み線から外れることです.こちらの場合は,相手が屈強で目一杯切り込んできた場合に有効で,すっと避けることによって相手が勝手にバランスを崩し,技がしやすくなります.

 

横面打ち

相手は顔の顳顬(こめかみ)に向かって手刀で切り込んできます.正面打ちと同じで,そのままぶち当たってしまうと,相手が強かった場合頭に大ダメージを負います.こちらも2つの対処法があります.1つは多くの横面打ちに対する技で使用されていますが,身体を大きく回転(展開)させながら両手で相手の力をしっかり受け止めます.そして相手はこの大回転の中で「渦(うず)」に巻きこまれたように大きくバランスを崩すので,技がしやすくなります.もう1つは切り込もうとした瞬間に大きく一歩前に歩き,相手の腕を両手で受け止めます.こちらはタイミングを合わせないといけないので,前者に比べると難しいです.

 

突き

相手は拳(こぶし)を握り,お腹や顔に向かってまっすぐパンチしてきます合気道での突きはボクシングのジャブのような感じではなく,相手の身体を貫くようなパンチを想定しています.もちろんこれもそのままぼうっとしていると肋骨や顔の骨を折ってしまう可能性があります.突きも相手の突き出す手に合わせるというタイミングが重要になります.突きをしてきたら,身体を1/4回転させて相手の攻撃線から外れます.すると相手がよろめいてバランスを崩すので,そこから技をします.

 

ということでいかがだったでしょうか?多彩な持ち手があり,応用がかなり効くというのがご理解いただけたのではないでしょうか?

次回は技をまとめてみたいと思います.

 

ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.