とある合気道の修行者ブログ

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アフターコロナでの道場の立ち位置について考える

こんにちは!

 

今回はアフターコロナにおける道場の立ち位置について考えていきたいと思います!

 

みなさんが感じられているように,今年は大変な年になりました.大手の敏腕経営陣でも今回の新型コロナウイルスの流行は予期できなかったと思います.

 

観光産業などを中心に経営は悪化しており,またコロナ流行の波によって国民が翻弄されている状態です.

 

実際私も少し街に出てみますと,コロナの影響で閉館してしまった旅館・食堂・個人店が目立ってきました.今は何とか持ち堪えていてもなかなか先の見通せない現状では厳しいという所は少なくないでしょう.特に来年の季節に関係する産業で需要が見込めないと本格的に各地で倒産が相次ぐ可能性もあります.

 

またマスクや消毒なしには外出にも抵抗があるという感じですよね.今やどの店に言っても消毒はありますし,みんながマスクをつけています.また店舗によっては検温機が備わっているところもあったりします.個人的にはマスクや消毒というのはアフターコロナにおいても続いてほしいと思っていますが.

 

コロナの影響は合気道道場にも漏れなくやってきました.私は今年に多くの人が道場を訪れてもらえるよう画策していたのですが,全部おじゃんになってしまいました...なかなか上手くはいきませんね...

 

まぁしかし今の現状を嘆いていても前には進めないわけで,私はアフターコロナにおける道場の立ち位置について考えてみようと思いました.

 

・今後一年での日本経済はどうなるのか?

今回は三菱総合研究所の資料を参考に日本経済の今後を参考にさせていただきました.

https://www.mri.co.jp/knowledge/insight/ecooutlook/2020/dia6ou0000028jfg-att/nr20200818pec_all.pdf

 

www.mri.co.jp

 

資料を眺めておりますと,少なくとも2021年ではまだ全国的に巣籠もりの状態は続きそうな感じです.観光産業はまだまだV字回復というわけにはいきません.

ワクチンの開発により経済は一時的に回復する可能性はあります.ただしそれが決め手となって一気に回復するかと言われるとまだ判断のつきにくいところです.国民にとって新型コロナウイルスが引き続き脅威となるのか,あるいはちょっときつい風邪という認識になるのか,どっちに傾くのかで経済は変わるでしょう(将来的には既存の風邪やインフルエンザのように流行病としてのポジションになるかと思います).

 

そしてテレワークやオンライン〇〇のように,会議やイベントの場が一気にインターネットの世界になりました.この傾向は分析を見ていると今後も需要が高まっていくことが予想されます.

私も道場の広報活動は地域の公民館などにポスターを貼ったりビラを置いてもらったりしていたのですが,今年は一気にネットやSNSにシフトチェンジしました.道場のYoutubeチャンネルを開設したり,Twitterの更新頻度を上げたり,またこのブログを開設してみたり,気がつくと合気道道場の中でも比較的ネットを駆使した道場に変わっていました笑.今では道場にSNSQRコードを貼ったり,メンバーにHPのイラストを描いてもらったりとネット界で精力的に活動しています.

 

・コロナ禍で一番心配なこと

私がコロナ禍において最も懸念していることは「人々のつながりが薄れていくことによる精神的な問題」です.

人というのは群れで行動する生き物ですから,つながりがなくなっていくと不安な気持ちになっていきます.今後巣篭もりが続いていくとなると,本格的に人のつながりをどうするかということについてみんなで考えないといけないかもしれません.

 

家の中にずっといることによる閉塞感・気分転換ができない・非日常というのは思っているよりも精神的にきます.ちょっとしたことでもイライラしたりしますし,年配の方だとより変化のない日常の中で脳が働かず物忘れの増加にも繋がるかもしれません.

 

この状況が長く続かないことを切に願うばかりですが,では巣篭もりが終了した時に,道場としてはどう動くべきなのでしょうか?

 

・地域コミュニティとしての道場であるために

アフターコロナで人が求めるものは「つながり」です.地域の再結束として捉えてもいいと思います.

地方創生をテーマにしたこちらの記事でも書いたのですが,【人と人がつながる環境】の1つに道場があります.世代を超えて稽古に励むことができますし,合気道を学ぶ中でコミュニケーションもできます.また稽古終わりに世間話に花を咲かせたり,子供たちどうしで遊ぶこともできます.まさに道場というのは地域コミュニティの役割を果たしています.

aikitommy.hatenablog.com

 

私はアフターコロナにおいて地域の皆さんのつながりが戻せる環境として機能させたいと思っています.もちろん県外や海外の方まで幅広く合気道を知ってもらえると嬉しいですが,まずはその視点で道場を運営していくことができればいいのではないでしょうか.

 

道場というのは大手企業のような経営ではなく,あくまでも地域に根差した小さな事業です.だからこそ拠り所となるような場所であるべきであると私は考えています.将来的に私は自分の道場をつくりたいというのが夢ですが,この考え方はずっと持ち続けていきます.

 

 

ということでいかがだったでしょうか?アフターコロナでも道場の立ち位置について考えてきました.今回は合気道そのものというよりは道場運営というところに視点が向きましたが,私は自分の住む街が好きなので,みんなで支え合えるような環境ができればいいなと思っています.

みなさんはアフターコロナをどうやって乗り越えますか?ぜひ意見を聞かせてくださいね!

 

ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.