理系必見!!ベクトル数学と合気道 -ベクトル制御で力を曲げろ!-
こんにちは!
今回はベクトルと合気道について解説していきたいと思います!
この記事のタイトルに衝撃を受けた方がいるかもしれませんが「とある合気道の修行者ブログ」は【とある魔術の禁書目録(インデックス)】というタイトルを参考にしています.
そのなかで一方通行というベクトル操作ができるキャラがおり,名言の1つに「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」という宿敵に対して放った言葉があるのです!リスペクトの念を込めてこのような内容にいたしました!笑
さて前置きはこのくらいにしておいて,ベクトルと合気道について話を進めていきましょう.
まず,皆さんはベクトルについて覚えているでしょうか??
「ひええーー,そんなもの高校に置いてきました...」という方のために,まずは基礎的なところから説明していきます!
・スカラーとベクトル
まず,ベクトルとは一体何なのでしょうか?
比較されるものとしては「スカラー」があります.それぞれは次のように定義されます.
スカラー:大きさという量のみ持つ
ベクトル:大きさと方向の2つの量を持つ
ベクトルは矢印で表されます.例えば5という大きさがあったとしましょう.スカラーでは5という大きさならばどんな方向を向いていようと関係ありませんが,ベクトルでは方向が異なると違うものになります.
余談ですが,ベクトルは英語ではVectorです.この名前はラテン語でvehere(運ぶ)という名前が由来のようです.天文学者によって初めて使用されました.
さてベクトルが大きさと方向を持つということがわかりました.方向を持つということはまるで道を進む車のように分岐したり分解したりすることができます.
つまり,「スタートとゴールさえ同じであれば,遠回りしてもよい」ということです.また,ベクトルは足し算や引き算ができるので,何本も足し合わせても良いのです.
・ベクトルの合成と分解
ベクトルにもマイナスの概念があります.ベクトルにマイナスをつけるというのはどういうことかというと「方向が逆向きになる」ということを意味します.
そして,ベクトルは方向と大きさが同じであれば平行移動することが可能です.この考え方は結構重要です.
ここまでの,ベクトルの足し算と,ベクトルのマイナスの概念・ベクトルの平行移動を利用することで,ベクトルを合成したり分解したりすることが可能です.
ということで,ここまでベクトルの基礎的なお話をしてきました!
・ベクトル制御で力を分解する
まずは単純な例でお話をしていきましょう.
合気道をしていると,実際には相手がかなり強い力できたとしても結構軽く流せると思いませんか?
これは合気道では【呼吸】という方法で受け流しているのですが,この【呼吸】の中にベクトルの制御があります.
では具体的に見ていきます.相手がまっすぐ拳(こぶし)を突き出してあなたに殴りかかってきたとします.
そのまま立っていたらその力がダイレクトに突き刺さるわけですが,何らかの方法を使って力を斜めに曲げたとすると,あなたの身体には分解した分の力がかかります.ということは相手の拳の力よりも少ない力で受け止めることができます.
・ちょっとだけベクトルを曲げる
たださっきのはあからさまに力を曲げていたのでちょっと現実的ではありません.
私個人としては,「ベクトルをちょっとだけ曲げるほうがいい」と考えています!
ベクトルを曲げることは,単に力を分解させることではないと思っています.むしろ重要なのは「ベクトルを曲げられたことによって相手の重心がずれる」ということなのです!!
さらに奥義に入っていくと,あからさまに重心をずらしてしまうと,相手に技を悟られて反撃される可能性があるのです.これでは合気道の技の良さが半減してしまいます.
ということで「相手が重心をずらされたことに気づかないレベルでベクトルを曲げる」ことが大事になります!
さらに合気道では力の吸収なども使っているのでベクトルの分解だけやればいいというわけではありませんが,この考え方はかなり重要なのではないかと思います!!
ということでいかがだったでしょうか?今回は合気道にベクトル制御を導入して相手の力を曲げるということを説明してきました!
合気道は本当に微妙な動きの要素が積み上がって技を完成させています.私はこの力の使い方を色んな分野を使って解明していきたいと考えています.
今後もお楽しみに!
ではでは,今回はここらへんでお暇いたします.
鬼滅の刃と合気道 -呼吸法をマスターせよ-
こんにちは!
以前に「合気道の立場から鬼滅の刃を分析してみた」という記事を出しましたが,さらに鬼滅の刃について考えていきたいなーということで第二弾の記事を作成しました!
※前回の記事については以下からアクセスしただければと思います!まだご覧になっていない方は先にそちらをご覧になっていただくことをお勧めします!
前回は【全集中の呼吸】について軽く見ました.
全集中の呼吸について真菰(まこも)ちゃんのセリフをもう一度おさらいしてみましょう!
『全集中の呼吸はね,身体中の血の巡りと心臓の鼓動を早くするの.そしたら体温が上がって人間のまま鬼のように強くなるの.とにかく肺を大きくすること.血の中にたくさんたくさん空気を取り込んで,血がびっくりした時,骨と筋肉があわてて熱くなって,強くなる.』
…といった感じでご説明しましたが,全集中の呼吸は種類がたくさんあるようで,具体的に知りたいなとなりました.
ということでまずは柱の方が使う全集中の呼吸についてまとめてみたいと思います!
まず,鬼滅の刃の世界観というのは1人の強大な鬼によってつくられた鬼達が人間を襲い,鬼殺隊という鬼専門の討伐部隊が鬼達を倒していくという形になっています.特に鬼殺隊の中でも最強の剣士は【柱】と呼ばれており,呼吸によって呼び方が違います.
例えば【水柱】は【水の呼吸】という呼吸を用います.アニメや漫画では実際に水が渦巻いていたりしていますが,実際には水が剣から吹き出しているわけではなく,『対象者がそういうイメージに感じる』という設定のようです.
では柱達が使う呼吸についてみていきましょう.
※以下はアニメや漫画でのネタバレが含まれています!!見たくないという方はここでブラウザバックしてください!また,終盤に関わるネタバレについては伏せている部分もありますので,そこはご了承ください笑
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まず,呼吸は『水の呼吸』『雷の呼吸』『炎の呼吸』『風の呼吸』『岩の呼吸』の5つに分かれています.
『水の呼吸』からは『花の呼吸』『蛇の呼吸』,
『花の呼吸』からは『蟲の呼吸』,
『炎の呼吸』からは『恋の呼吸』,
『風の呼吸』からは『霞の呼吸』,
『雷の呼吸』からは『音の呼吸』
がそれぞれ派生しています,
また『獣の呼吸』『月の呼吸』といった我流や鬼殺隊以外が使う呼吸も存在しています.敵側が上記の呼吸を使うといったこともあります.
それぞれの呼吸はどのようなタイプの人に相性がいいのでしょうか?
水の呼吸:性格が穏やかな人と相性がいい
炎の呼吸:熱い情熱を持った人と相性がいい
岩の呼吸:どんなことにも動じない芯がある人と相性がいい
風の呼吸:気性が荒い人と相性がいい
雷の呼吸:激情など,瞬発力に関係がある感情に特徴がある人と相性がいい
派生した呼吸についても基本の5つの呼吸と相性が同じなのではないかと思います.
具体的な呼吸における型などについては他サイトの皆さんにお任せするとしますが,少し各呼吸でどのような方があるのかについて見てみましょう.
水の呼吸 壱の型:水面斬り(みなもぎり)
刀を真一文字に払うことによって攻撃する.
雷の呼吸 壱の型:霹靂一閃(へきれきいっせん)
超高速で踏み込み居合で相手を一閃する.
蟲の呼吸 蝶ノ舞:戯れ(たわむれ)
超高速で身体の数カ所を同時に攻撃し,鬼を殺す毒を注入する.
※とにかくたくさん方があるので,もし興味がある方はこちらのサイトを参考にされると良いかと思います!
https://w.atwiki.jp/kimetsunoyaiba/pages/16.html
さて,ここまでは鬼滅の刃の呼吸についてみてきましたが,ここからは合気道も絡めていきましょう!
合気道を志す方の経歴は人それぞれであり,合気道の技1つとってみても微妙に異なっています.私は大学の合気道部に所属していたのですが,一人一人技に対しての考え方が違っていたりしたのが印象深かったですね!
ということは合気道における呼吸においても考え方が違っている可能性がありますから,まとめてみると柱の皆さんのようになるかもしれませんね…!!
合気道では1つの技をする時に,息を吸って吐くという1つの呼吸の中で技を完成させます.
相手の腕や手を上げる時に息を吸って相手のバランスを崩し,相手を倒す時に息を吐くという形です.
合気道の技というのは一見すると相手が跳ね返されたり,全然力が入っていなさそうで「どうやって技をやっているんだ…?」となると思います.実際合気道の技では『脱力』がとても重要です.しかし脱力していれば合気道を極められるというわけではなく,奥義とも呼べる動きが隠されています.
合気道の奥義の中の1つで最も単純で奥深いものが【呼吸】です.
そして合気道の【呼吸】はただ息を吸って吐くということを意味しているわけではありません.
私は次のように合気道の呼吸をまとめたいと思います.
相手の中にスゥっと自身の技が浸透していき,自身の動きの流れの中にまるで渦のように相手を巻き込んでいく.相手はいつの間にか渦の流れに巻き込まれており,気がつくと体勢を崩されている.この一連の流れのことを呼吸という.
どことなく鬼殺隊柱達が使う呼吸の奥義にも似たような一面があるのではないでしょうか??
合気道の呼吸を使いこなそうと思うと,最終的には「澄みきった心」が重要になります.邪念が入ってしまうと集中力が切れて技の精度が落ちてしますのです.
私は合気道は脱力こそが最重要であると考え,とにかく力を抜くことに専念した期間がありました.しかしそれだけでは合気道の技の精度はさして上がりませんでした.私は力を抜くことに意識を向け過ぎたあまりに「腑抜け(ふぬけ)」になってしまっていたのです…!!
腑抜けと脱力というのは全くもって意味が違うことに気づきました.脱力にはいくつかのポイントがあったのです.その1つに【呼吸】がありました.
まだ私は【呼吸】を勉強している身なので全てを理解しているわけではありません.ただ,技に対しての意識を変えるということはとても重要なことであると感じます.
意識の持ち方のコツとして「相手を意識しない」ということがポイントとなります.相手を意識しないということは自分の動きを自由にできるということです.
例えば今皆さんが渦を巻くようなイメージをもって動いたとしたらどんな動きをしますか?皆さんなりの渦の動きを表現するでしょう.
要はそこに相手が勝手に巻き込まれていくのです.あなたが渦をイメージして,そこに相手が巻き込まれていく.究極はそんな感じでしょう.
でもそこに「そんなイメージできない」「相手が強かったらどうしよう」「本当にできるの…?」「えっと..どうやるんだっけ?」といった技には関係ないことを頭の中いっぱいに考えてしまうので精度が落ちてしまうのです.
柱の皆さんをみていると技をする際に邪念はないでしょう.普段の稽古を極めて極めて極めて極めて極めて….最終的には『澄みきった心』を手に入れてあのような強い技を繰り出すことができるのです!
長々と話してしまいました.ここらで合気道の【呼吸】についてまとめてみましょう!
1.呼吸によって,相手の中にスゥっと自身の技が浸透していき,自身の動きの流れの中にまるで渦のように相手を巻き込んでいく
2.合気道の呼吸を使いこなそうと思うと,最終的には「澄みきった心」が重要になる
3.合気道の呼吸ではイメージが重要になる.極めることで相手はその流れに巻き込まれたように感じる
このようにしてまとめてみると,鬼滅の刃の原作者さんは【呼吸】を上手く可視化していますよね.奥義とは目に見えずわかりにくいものですが,鬼滅の刃での【呼吸】は万人にわかりやすくなっていると感じました.
みなさんはどんな呼吸を使いたいですか??
さていかがだったでしょうか?合気道を極める上では欠かせない【呼吸】について鬼滅の刃を通して見てきました.かなり奥深いですし,この辺りを理解しながらアニメをみるとまた新たな発見があるかもしれません.
皆さんにもそれぞれ相性のいい【呼吸】があると思うので,是非極めてくださいね!!
ではでは,今回はここらへんでお暇いたします.
地方創生と合気道 -地域に根付いた道場づくり-
こんにちは!
今回は地方創生と合気道の組み合わせでお話したいと思います!
いつもは合気道の技と絡めた記事が多いですが,今回は令和時代以降の武道のあり方についての個人的な考え方を述べていく感じになります!
みなさんは『地方創生』というワードを聞いたことはあるでしょうか?
地方創生は,東京の一極集中を是正し地方の人口減少に歯止めをかけ,日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策です.
少子高齢化というのを聞いたことがあると思いますが,今後日本はますます進んでいくと見られています.また東京圏への人口流出がさらに加速していくことも予想されています.
少子高齢化によって起こるリスクとして次のようなことが挙げられます.
・経済に対しての影響:
まず少子高齢化により労働力人口の減少が加速度的に進みます.これは様々な問題を発生させてしまいます.例えば,その時の労働者に対して負担がかかります.また生活水準の不安定化につながる可能性もあり,ますます少子化が進んでしまいます.また経済縮小にもつながります.負のスパイラルは消費水準を低下しかねません.
・地域コミュニティの消滅:
少子高齢化により都市圏への人口流入が加速することで,地域コミュニティが消滅する恐れがあります.地域の絆が失われるというのは町の活性化に歯止めがかかることを意味します.また町の世帯人口に偏りが生じてしまうと,特定の施設の増加・減少という減少が発生します.
今回は特に「地域コミュニティ」に焦点を当てていきます.
地方創生は政府を中心とした政策で,人口減少を克服して将来にわたって成長力を確保して活力ある日本社会を維持するため,
1.稼ぐ地域をつくるとともに安心して働けるようにする
2.地方とのつながりを築き地方への新しいひとの流れをつくる
3.結婚・出産・子育ての希望をかなえる
4.ひとが集う,安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる
という4つの基本目標,そして
1.多様な人材の活躍を推進する
2.新しい時代の流れを力にする
という2つの横断的な目標に向けた政策があります.
※地方創生がどのような取り組みをしているのかを詳しく知りたい方は,是非内閣府のサイトに遊びに行ってもらえればと思います!
特に私が着目するのが「地域コミュニティの活性化」です.ここに合気道を始めとした武道の道場というのが貢献できるのではないかと考えています.
最近私の道場では親子連れの方が増えてきました.間違いなく今までよりも道場が活性化されたのを感じます!
親子連れの方が増えたことで以下の2つについて重要ではないかと感じました.
1.世代を超えたコミュニケーション:
年配の方と子供との会話,子供同士の会話など道場に賑わいがあるのは間違いないですね!
世代を超えたコミュニケーションというのは小さくても大きな力があります.若いフレッシュな力を道場で思う存分発揮してもらい,年配の方からは知恵を授かる.人が集って会話をする環境というのはとても重要です.例えば子育て環境にある方は年配の方から何かアドバイスをもらえるかもしれません.たとえ家で一人暮らしをしていてもコミュニティがあると明るく生活することができます.
2.健康法としての合気道:
合気道には護身術という側面があります.技もそうですが受け身というのは怪我をしないために重要です.今後高齢化が進むことにより,年配の方々の怪我が頻繁に発生する恐れがあります.私は健康法として合気道に取り組んでもらうことで「体調を崩しにくい身体」「怪我をしにくい身体」をつくれるのではないかと考えています.もちろん,年配の方だけではなく全ての年代でこのような身体をつくることができます.
平成・令和と時代が進むにつれて便利な世の中になってきました.しかし何か人の繋がりが希薄になっているのではないかと考えている方は多いです.私もその一人です.
そんな中で今後武道がどうあるべきなのかを考えた時に,地域コミュニティの活性化への貢献がありました.地域に根付き,武道という伝統を世代を超えて継承する,また健康法として怪我をしない身体をつくる.
【人と人がつながる環境づくり】をつくる中で重要な視点ではないでしょうか.
便利な世の中での地域コミュニティの育成は今までとは異なった形で展開されていくと思います.しかし人と人がつながる環境という点ではこれまでもこれからも変わりません.
私も合気道の魅力をSNSやこのブログで発信しています.デジタルによる発信と地域コミュニティというのは紐づけることができるのではないかと私は考えています.
私は通っている合気道道場の稽古の様子をSNSにアップしていますが,これは自分の属する地域コミュニティと別の地域コミュニティをつなげるきっかけにもなります.1つのコミュニティが固まるのではなく,別のコミュニティとつながってさらに新しい関係を築いていく.今後の地域コミュニティの育成にはデジタル的な側面が生まれてくると思います.
さていかがだったでしょうか?地方創生をテーマに道場を通した地域コミュニティの活性化について考えてきました.
私が合気道の魅力を発信する理由の1つに,世代を超えて合気道を楽しんでもらうことがあります.このブログを通して合気道の魅力を多くの人に知ってもらい,コミュニティを活性化することができれば自分も地方創生に貢献できるのではないか...と.そんなことを考えています.
これからも合気道の魅力を皆さんに発信していきます!!
ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.
君(きみ)も合気道(あいきどう)マスターになろう! -あいきどうってなーんだ??-
こんにちはー!
今日(きょう)はみんなに合気道(あいきどう)について説明(せつめい)するねー!
最後(さいご)にみんなに合気道(あいきどう)クイズを出(だ)すから,全問(ぜんもん)正解(せいかい)してほしいな!!
大人の皆様へ
※この記事は合気道について子供たちにも見てもらえるように振り仮名をつけています.お子様と一緒に合気道について学ぶ際などに活用していただけると幸いです!最後に合気道についてのクイズを用意しています!リンクをクリックしてもらえるとクイズサイトにアクセスできますので,是非お子様とチャレンジしてみてください!!
みんなは空手(からて)や柔道(じゅうどう)って聞(き)いたことあるかなー?
空手(からて)や柔道(じゅうどう)や合気道(あいきどう)っていうのはみんなまとめて武道(ぶどう)って言(い)うんだ!
みんなのまわりでは合気道(あいきどう)を習(なら)っている友達(ともだち)はいるかな??
君(きみ)も合気道(あいきどう)についてしっかりお勉強(べんきょう)しよう!
・合気道(あいきどう)のことを知(し)ろう!!
合気道(あいきどう)は和歌山(わかやま)県(けん)の田辺(たなべ)市(し)ってところで生(う)まれたんだ!
和歌山(わかやま)県(けん)はどこか知(し)ってるかなー??
どこかっていうとね....ここ!
田辺(たなべ)市(し)ってところはここにあるよー!
じゃあ合気道(あいきどう)ってだれがつくったんだろう??
合気道(あいきどう)は植芝盛平(うえしば もりへい)って人(ひと)がつくったんだ!子供(こども)の時(とき)からいろんな武道(ぶどう)をやっていてとっても強(つよ)い人(ひと)だったんだよ!
でっかい松(まつ)の木(き)があったんだけど,大人(おとな)が7,8人(にん)で押(お)してもびくともしない大(おお)きな松(まつ)の木(き)だったんだ.でも植芝盛平(うえしば もりへい)さんはその木(き)をゆーっくり押(お)してそのままたおしちゃったんだって!すごいよね!!
じゃあ次(つぎ)は合気道(あいきどう)ってどんなことをするのかについて勉強(べんきょう)していこう!
合気道(あいきどう)は護身術(ごしんじゅつ)っていって,自分(じぶん)の身(み)を守(まも)るための技(わざ)を学(まな)ぶよ!
でも武道(ぶどう)ってなんか強(つよ)い人(ひと)がやってるように思(おも)っていないかな?オリンピックとかでバタバタたおしていたり...ぼくやわたしにもできるのかなって...
だいじょうぶ!合気道(あいきどう)は大人(おとな)・子供(こども)かんけいなくできるんだ!
相手(あいて)の力(ちから)をバーンってはねかえすから,力(ちから)は使(つか)わなくていいんだよ!
合気道(あいきどう)では受け身(うけみ)っていって,前(まえ)や後(うし)ろにコロコロ〜って転(ころ)がるんだ!
受け身(うけみ)をしっかり練習(れんしゅう)すると,つまずいて転(ころ)んでもケガをしたりすることが少なくなるよー.しっかり練習(れんしゅう)しよう!
じゃあ合気道(あいきどう)ってどんな意味(いみ)があるのかな?
合気道(あいきどう)って漢字(かんじ)には「あいてとなかよくしようねー!」って意味(いみ)があるんだよ!合気道(あいきどう)は勝(か)ち負(ま)けよりも相手(あいて)と仲良(なかよ)くなることが大事(だいじ)なんだ!
・合気道(あいきどう)ってどんな技(わざ)があるのかな?
じゃあ合気道(あいきどう)の技(わざ)についてちょっと紹介(しょうかい)するね!
この技(わざ)は手(て)の薬指(くすりゆび)の付(つ)け根(ね)のところに小手(こて)ってところがあるんだけどそこをひょいってひねって返(かえ)すから小手返し(こてがえし)っていうんだ!
相手(あいて)の手(て)をあげながらその下(した)をくるっと回(まわ)ってたおすよ!相手(あいて)はそりかえるような感(かん)じでばーんってたおされるんだ!
相手(あいて)の後(うし)ろに大きく入りこんで,相手(あいて)の肩(かた)を持(も)ち回転(かいてん)させることでばーんてたおすよ!相手(あいて)はグルグル回(まわ)されるから大変(たいへん)だよ.
ここまで合気道(あいきどう)について見(み)てきたけど,最後(さいご)にみんなに約束(やくそく)してほしいことが2つあるんだ.
まずは合気道(あいきどう)の技(わざ)をむやみやたらに友達(ともだち)にかけたりしないこと!
合気道(あいきどう)っていうのは本当(ほんとう)に自分(じぶん)が危(あぶ)ないよーって時(とき)に使(つか)うんだ!
だから友達(ともだち)とかに技(わざ)をかけたりしちゃだめだよ?危(あぶ)ないからね!
次(つぎ)に,あいさつはしっかりすること!
先生(せんせい)やせんぱいや友達(ともだち)には元気(げんき)よくあいさつをしようね!
大(おお)きな声(こえ)で「お願(ねが)いします!」「ありがとうございました!」って言(い)おうね!
この記事(きじ)を見(み)てしっかり勉強(べんきょう)できたかどうかみんなにクイズを出(だ)すね!
全問(ぜんもん)正解(せいかい)できるかなー?チャレンジしてみてね.
ここまで見(み)てくれてありがとう!みんなが合気道(あいきどう)を習(なら)ってくれたらいいな!
じゃあ,ばいばいー!
大人の皆様へ
※ご覧いただきありがとうございました!合気道ってどんなことするのかという記事を載せていますので,こちらも是非ご覧いただければと思います!
地政学と合気道 -戦略をもって相手を制す-
こんにちは!
今回は地政学と合気道という組み合わせでお話したいと思います!
かなり変わった組み合わせですが,何か共通点を頑張って探していきたいですね笑
みなさんは地政学という学問をご存知でしょうか?
地政学というのは,地理的な環境による軍事的・政治的・経済的な影響を研究する学問です.
学校では地理を習ったことがあってもそれを戦略に活かすといったことはなかったかと思います.
勉強してみると,今の世界がしっかりわかるようになるのでかなり面白いです!世界と日本の関係・世の中の情勢を知りたいという方はぜひ学んでもらいたい学問です!
ということで,今回は地政学の紹介がメインになりそうですがよろしくお願いします笑.
ただし諸事情により日本以外の具体的な国名を出すのは避けます....
・自然地形はそれだけで要塞となる
まずは地理の復習を軽くしてみましょう.私達の住む日本はユーラシア大陸の東側に位置しています.ユーラシア大陸の西側にはヨーロッパ,ヨーロッパの南側にはアフリカ,海を挟んで北アメリカ・南アメリカがあります.
世界には様々な国がありますが,大陸に国境がある陸国と,海が国境になっている島国などがあります.日本は典型的な島国です.
世界地図を眺めてみると,国境が自然地形上にある国があります.山脈や川などがあたります.山頂や川の真ん中を国境としている場合が多いですね.これは地政学で見ると,侵略などが困難であることを意味します.
自然地形というのは地政学上ではかなり重要な要塞になります.
もし6000m級かそれ以上の山脈が国境にあったとしたら,これを超えて他国に侵入しようと試みた場合,高山病にかからない・素早く山越えできるなどより高度な訓練をしなければなりません.
また経済的に連携しようとしても,ルートが確保しにくいと貿易ができません.
このように,自然地形は要塞として機能する場合が多いです.
日本は全体が海に囲まれているため,他国が簡単に侵略できない要塞となっています.日本史を見ても他国に侵略されそうになったのはたったの2回しかありません.海というのはかなり強靭な要塞です.
ではもう少し地政学っぽい用語を説明していきます.
・ランドパワーとシーパワー
ランドパワーとは、陸上における交通路・防衛・経済拠点・輸送力・様々な技術を支配・利用する能力です.いわゆる大陸国家です.
対してシーパワーとは、海上における交通路・防衛・経済拠点・輸送力・様々な技術を支配・利用する能力です.いわゆる海洋国家です.
日本は海洋国家です.しかも経済水域を合わせると世界的に見てもかなり強大な海洋国家になります.貿易路も基本的には海洋にあり,要となるポイントはしっかり抑えています.また沖縄の基地などはアジア国の各拠点から近く,抑制のための重要な拠点となっています.
ランドパワーとシーパワーは両立が難しいとされており,どちらかの勢力に属することになります.
・チョーク・ポイント
チョーク・ポイントとは『相手を苦しめることができるポイント』のことを表します.
下の図を見てください.B国がA国を経由したり貿易しようとした時,必ずあるポイントを通らなければならないとします.このポイントをA国が支配していた場合,B国はA国の許可なく通ることができません.もし両国が戦争状態に入った場合,ここを封鎖するだけでA国はB国に致命的なダメージを与えることができます.
世界を見るとチョーク・ポイントは数多く存在することがわかります.
「均衡勢力」であり,自分の国よりも強大な国をつくらないようにする戦略です.例えばA国に対してB国が勢力を増してきているとしましょう.するとA国はB国の次に勢力を増しているC国と提携してB国の国力を削ぎます.
追い上げをしている国よりも低いレベルの国と連携して潰し,常に勢力を安定させるというものです.
・世界ではどうして紛争が絶えないのか
国際ニュースなどが流れると,どこそこで過激派勢力が攻撃したとか,紛争が発生したというようなニュースを聞くことがあると思います.
もちろん様々な理由があって紛争が発生するわけですが,地政学的にみると紛争が発生しやすい地域には特徴があることがわかります.
それが「ハートランド」と「リムランド」です.
ハートランドというのはユーラシア大陸の心臓部分にあたります.寒冷な地域ですが広大な土地であり,また背後に北極海があるので攻めにくい構図になっています.対してリムランドは海岸線に沿った沿岸部にあります.温暖で雨量も多い地域になります.
基本的にはハートランドの国はランドパワーになり,リムランドの国はシーパワーになります.この境界に位置する国は両者がぶつかるので紛争が発生しやすくなっています.
・拠点を効率的につくる
バランス・オブ・パワーによって敵対勢力をつくらないことは重要ですが,そのまま放置しているとどんどんと大きくなってしまう可能性もあります.そこで大事になってくるのが「拠点」をつくることです.
今回はシーパワーでの拠点のつくり方を見てみましょう.まずシーパワーでは船による貿易ルートが考えられます.するとチョーク・ポイントを通る可能性が出てきます.ここを敵対勢力に奪われてしまうと自由に貿易することができません.したがってまずこのチョーク・ポイントは確実に拠点をつくる必要があります.
次になるべく多くの国が射程圏内に入るようポイントを抑えることです.例えば沖縄の基地というのはアジアの多くの主要都市が射程圏内に入るかなり優れたポイントです.どこでも拠点をつくればいいというわけではありません.つくればつくるほど防衛費がかさんでしまいます.効率よく拠点をつくるということも大事なのです.
・備えるということ
なかなか合気道と紐づけるというのも難しかったのですが,共通するポイントはどちらも「備える」ということです.
合気道をもし実践として使用しなければならない場合,しっかり稽古をしていなければ技がとっさに出てこないでしょう.また場合によっては変則技のようなことをする必要が出てくる可能性だってあります.そんな時にしっかりと技を練習していれば何かを組み合わせて新しい技をつくりだすことだって可能です.
国を護るということ,自分を護るということ,スケールは違いますがやることは同じです.護るということをしっかりと研究することです.世の中は絶えず変化していきます.新しく対応しなければならないことだってあります.常に「自分を護るとはどういうことなのか,今の時代にどんな対策が必要なのか」ということを常に考えることが大事なのではないでしょうか.
さていかがだったでしょうか.地政学と合気道という組み合わせでお話してきました.
まぁ個人的に地政学が面白かったので皆さんに紹介したかったというのが大きいので,合気道との紐付けがおまけのようになってしまいました笑.
でも護るとはどういうことなのかを考えることってとても大切だと思います.
残念ながらこの世の中は皆が善人というわけではありません.また大きな動きに飲み込まれてしまうことだってあります.
そんな世の中で私たちが平和に生きていくためにはどうすればいいのか.それをみんなで議論するということが大事なのではないでしょうか??
ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.
合気道について議論を交わせる環境を作りたい!
こんにちは!
今回は企画したいことについて書こうと思います!!
最近新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向になってきています.皆さんは大丈夫でしょうか??
私たちの道場でもコロナ対策の徹底を余儀なくされました.稽古中はマスクの着用,そして消毒を徹底しています.
今年に多くの方に合気道を体験していただこうと考えていたのですが,残念ながらその計画はチャラになってしまいました笑.
でもやっぱり合気道に興味がある方と交流してみたいと考えています.でも今の状況では体験してもらうことはできない...
そこでふと思いついたのですが,オンラインで交流するというのはどうでしょうか.
基本的にはチャットなどでお話できればと思います!
今私はこのブログとTwitterを運営しているのですが,合気道に興味があるという方が少なからずいらっしゃいます.なのでその方々と交流してみるのもいいですよね!
今回はかなり短めの内容になってしまいますが,皆さんの意見を聞かせていただきたいと思っています!!
こちらから私のTwitterアカウントにアクセスすることができます!よければ皆さんの意見をお聞かせください!!
ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.
子供たちに合気道を教える中で感じたこと -健やかな精神と未来のために-
こんにちは!
今回は子供たちに合気道を教える中で感じたことについてお話したいと思います!
私はトレーニングの日に指導員として合気道を教えているのですが,最近は親子連れの方が道場に入会してくださり賑わってきています.
子供たちに合気道を教えるというのは大人の方たちとはまた違う楽しさがあります.
楽しく合気道を学んでもらうために私も様々な工夫をしています!
技を教える中で大事にしていることが3つあります.
1.難しい言葉をなるべく使わない
2.技の名前をしっかり覚えてもらう
3.受け身の練習は妥協しない
とにかく動きで技を覚えてもらい,技の名前をしっかりと覚えてもらう.技を教える中で「これが小手返しだよ.手のここが小手っていうところがあってここを返すから小手返しっていうんだよ.そうそう!今のが小手返しね!」という感じでとにかく技の名前を連呼します.
そして受け身の練習はしっかりします.子供達の受け身の練習をみていると,頭を打つような感じでぐるっと回っている子が多いです.これは大人に比べると受け身の恐怖が少ないからではないかと考えています.しかし受け身をする理由は「頭を護るため」です.肩から抜けるように身体を回転させるということをしっかりと指導しています.
とにかく子供達は可愛いですし,合気道楽しんでもらえたらなーって思いますね!!
でもやっぱりしっかりと指導しなきゃ!という気持ちにもさせてくれます.
私たちの道場では2つの軸をもとに指導をしています.
1.護身術を通して強い精神力を養う
2.未来を担う子供達のために
この2つについて説明していきます!
・護身術を通して強い精神力を養う
合気道というのは護身術の側面を持っています.力を使わずに相手を倒すなど,老若男女問わず取り組むことができます.
また受け身の練習は,合気道だけでなくあらゆるスポーツに有用です.危険から身を守るという点で合気道の受け身は子供のうちから練習することはかなり効果的なのではないかと思います.
私は趣味でスキーに行ったりするのですが,回転がうまくできずに転けてしまうことがあります.その際に受け身をとっさにして怪我せずクルッと回って立ち上がることができました.
他にも,白バイを運転する警察官の受け身は凄まじいです.あんなに重たい白バイから身を投げ出されてもコロコロコローっと受け身をとっていますからね!!
受け身はとっても大事!!!
そうして合気道の技を練習していくと,精神力もついてきます.「自分が強くなっていく!!」という感覚がついてくると自然と自身も出てきますし,技の鍛錬をしていく中で集中力もついてきます.
私は合気道の技と真剣に向き合っていく中で,自然と集中力が強くなっていきました.
・未来を担う子供達のために
子供たちは成長してやがては社会に出ていきます.それまでの間に健やかな肉体と精神を育んでいくことが何よりも大事です.私の道場では以下の3つを重んじています.
1.心身の健やかな成長
健全な肉体には健全な精神が宿る.稽古で一汗かいて精神力も高める.理想的な環境ではないかと思います.
合気道は窮境の肉体美を追い求めるわけではないので,どんな方でも取り組めるというのが最大の強みです.
合気道を通して健やかに成長することができます.
2.他の人への思いやり
合気道は植芝先生が「愛の気」と表現されたように相手を敬って稽古をする姿勢が大事です.稽古を通して相手に対して「お願いします」「ありがとうございます」という気持ちをしっかりと持ち,尊敬していけるような気持ちを持ってもらうことが大切ではないかと思います.
3.礼儀・挨拶
神様に礼.先生に礼.相手に礼.とにかく合気道では「お願いします」「ありがとうございました」とたくさん言います.
合気道だけでなく社会に出ると礼儀ができるというのは常識となります.稽古中に元気よく挨拶や礼をすることで,自然にできるようになることができます.
元気よく挨拶をしましょう!!
子供たちが健やかに育っていくというのは未来のためにとても大事なことです!大人たちがしっかりと成長をサポートする環境をつくりみんなで楽しく成長していく.
私は合気道を通してそんな環境をつくっていけるように努めています!
さていかがだったでしょうか.
可愛い子供達が成長していくのが大人たちの楽しみであり,未来のためにとても大事なことですよね!
合気道を通して健やかに育ってもらえるように,自身もしっかりと鍛錬していきたいと思います!
ではでは.今回はここらへんでお暇いたします.